きみのすきなとこ

▼銀砂子のピンボール

 キリンジの「銀砂子のピンボール」がグッときました。なにこれサイコー!よくよく聞いてみるとオザケンっぽいサウンド。最近気づいたのだけど、わたしは小沢健二がすきなだけではなくて、全盛期のあのポップな曲調が好きなのだと思う。だって2002年のEclectic聴いてもキュンキュンしなかったもん。あとはカジヒデキなんかもこのジャンルですね、これもまた好きです。

そしてこれらのポップはどんなに好きでも、わたしが作ったり歌ったりしたらダメ。「アホみたいだけど賢くてちょっとオシャレな男性ボーカル」だからこそイイのである。



▼「人間椅子」

 きのうの夜はねむれなかったので、ふとんのなかでじっくり詩の朗読を聴きました。作品は江戸川乱歩の「人間椅子」。あとは谷崎純一郎の「名人伝」も聴いたけれど、うつらうつらしていてほとんど覚えていない。

さて人間椅子。このはなしはとにかく後味が悪い。結末は悪くないのに後味が悪い。ゾゾゾッとする。

手紙の妙に丁寧な文体と、読み手の江守さんの興奮が恐ろしさを増幅させていて、聞き終えるころには安眠どころかおめめぱっちりになってしまった。

「無意識下でなにがおこっているかわからない」ときほどコワイものはない。 

終始不気味だ、気持ち悪いと思いながらきいていたけれど、この椅子職人のきもちはちょっとよくわかる。わたしも自分に自信がないタチなので、恋愛感情問わず憧れの人のことはそっとそばで見ているだけでいい、面と向かってお話しなくてもいい。そのほうがきっとしあわせだって思ってしまうもんな。



▼旅のローランド

 あしたはやっと電子楽器ちゃんたちが届きます。ワクワク!果たしてわたしはどんな曲を作ってゆくのだろうな~と思って、少し考えてみた。

わたしはいつも優柔不断で、考えるうちにやりたいことが「アレもコレも!」とどんどん溢れてきて、しだいにその気持ちでおなかいっぱいになってしまう。今回こそはやりはじめたら完結まで頑張って粘りたいな~


 

 さて、「わたしが目指す音楽」についてだ。ここで改めて考えてみる。まず私の好きなジャンルとは?と思って挙げてみたのだけど、書ききれなかったのでそれはまた今度にする。ピアノやギターはまだまだ無知なわたしだけど、いちばん目指したいなと思っているのは「曲ひとつひとつが作品として成立している音楽」である。


たとえばサカナクションの「目が明く藍色」「ナイトフィッシングイズグッド」などなどは、「AメロBメロサビ~」じゃなくて「急・緩・急」だとか「提示・展開・再現」だとか、クラシックや打楽器アンサンブルでよく見られるような、すこし変わった構成でできている。

これらはしっかりつくろうとすると長くなってしまうけれど、展開に意外性があるので聴き手の耳をぐっと巻き込むことができる。そしてこういう曲と映像がうまいことまざるとものすごいパワーになる。

構成だけじゃなくて、使う楽器なども色々勉強して、一度でいいからそんな曲をつくってみたい~~~~!


 ほかにもいろいろいいな~と思っている人がいるのですが、それは機械もろもろに慣れていくつか作ってみてからお話したいなと思います。クソ素人のうちにいろんな曲を真似っこしたいです。もうそろそろないものねだりは口でじゃなくて行動で示せるようになりたいな。

 

ゆめわずらい

だれかに叫びたくてしかたのないきもちと、あたまのなかにあふれてどうすることもできない思いを溜めこんでときどき引き出すサービスです。常にだれかにむけてかいています。

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